秋浦の歌(しゅうほのうた) 作:李白
【還暦ジジイの説明】
【原文】
秋浦の歌 李白
白髪三千丈
縁愁似箇長
不知明鏡裏
何處得秋霜
【読み下し文】
白髪三千丈
愁に縁りて 箇の似く長し
知らず明鏡の裏
何れの処にか 秋霜を得たる
【現代口語 意訳】
鏡に写し出された我が姿を見れば、白髪は三千丈もあろうかと思われるほどに長い。
積りに積った愁いのために、こんなにも長くのびたのだろうか。
澄んだ鏡の中に写るこの霜のような白髪は、いったいどこからやってきたのだろうか。
【解説】
形式は、五言絶句。 技法は、押韻は巵・辞・離。
作詩された時代は、盛唐(西暦712~765年)。
【語彙説明】