その4 第十六話
だから、男に好かれた。(笑)
クリックすると拡大します。
彼には、数々の
劉邦は、酒好きで、
独身で毎夕、居酒屋に
しかし、毎日
当然、追い出される。
ところが、彼が来なくなると他の客も来なくなった。
彼が
恐らく話が面白かったのであろう。
不思議に皆から好かれた。
そのうち、どこの店も劉邦に呑み代を請求しなくなった。
そりゃそうだ。
芸人を安い金で雇っているのと同じだからだ。
ある日、劉邦は
しかし、
彼はいい加減な引率だから、人夫たちは逃亡し易い。
当然、その
そして、自分も一緒に逃げた。
あっははは
ところが、後々、劉邦を慕って人が集まるのだ。
わっ~おっ!
【解説】
劉邦(りゅう ほう)・・・前漢の初代皇帝。字は季。
正式には
諡号(しごう)・・・貴人・僧侶などに、その死後、生前の行いを尊んで贈る名。贈り名。
廟号(びょうごう)・・・皇帝や王が死亡した後に、先祖を祭るための廟に載せるための名前のこと。
諡号との違いは、諡号が子孫が先代に対してある種の評価を交えているのに対して、
廟号は歴代の先祖の列に並ぶための号である。
亭長(ていちょう)・・・警察分署長。
劉邦は、