蒙恬は、なぜ反旗を翻さなかったのか?  第七話


チャイナ、戦国時代。

秦国の二世皇帝・胡亥(こがい)の話。

紀元前210年、始皇帝の崩御(ほうぎょ)から二ヶ月後、咸陽(かんよう)に戻った二十歳の胡亥が二世皇帝に即位した。

しかし、胡亥の幼い頃から絶対の信頼を得ていた宦官(かんがん)趙高(ちょうこう)が、実質的権力を握った。

皆さんご存知の、あの悪名高い趙高です。

趙高は、始皇帝の腹心の将軍・蒙恬(もうてん)を自決に追い込み、蒙恬の弟で軍師・蒙毅(もうき)も殺した。


ええ~っ!!!

蒙恬は大将軍ですよ~

こんな主力の将軍を粛清(しゅくせい)したら、自軍が弱体化するじゃあないですか~、ねえ!

まあ、チャイナでは、先代の功労者を粛清するのは、恒例行事(こうれいぎょうじ)みたいなもんですけどね(笑)

それにしても、何故、蒙恬は反旗を(ひるがえ)さなかったんですかね~


面白いですね~


理由を、蒙恬本人が語っています。

「私の家は祖父以来、孫の私に至るまで、功労を積み、信用を得たことが三代に亘つて居ます。

今私は兵三十萬の将帥(しょうすい)となつて居ます。それ故縦令(たとえ)身体はかうして(とら)われ繋がれて居ましても、皇帝に(そむ)くことも出来ます。

殺されることを知つて居ながら、蜂起(ほうき)しないのは、祖父や父の教訓と、先帝から受けた御恩があるからです。」

と、語っています。


なるほど~、そう言う心境なんですねえ。

祖父や父の教えと、先帝への恩義。

そうかあ~

これは、皇帝が血筋で繋がっているからですね。

もし、胡亥が血筋で繋がっていなかったら、蒙恬は遠慮なんかしない。迷わず蜂起していた。


さて、これで納得したことがありますね。

最近のチャイナです。

ご存知ですか?


現代の趙高こと習隠蔽(しゅういんぺい)、じゃなかった、習近平(しゅうきんぺい)

あははは

地方の長官を汚職名目で(ことごと)馘首(かくしゅ)

そして、2023年、国防相・李尚福(りしょうふく)の解任を皮切りに、

なんと、中央軍事委員会七名のうち副主席二名を含む五名を粛清!

副主席二名は、実戦経験もある生粋の制服組トップですよ~



ええ~っ!

でしょう?

自国の歴史に学ばなかったんですかねえ~

阿保ですね~、あははは


習近平は台湾侵攻を叫んでいるくせに、軍部を弱体化して、何考えてんの?

って、素人でも思いますよね。

驚きなのは、副主席の張又狭(ちょうゆうきょう)は、幼馴染で親友、竹馬の友ですよ~。

更に、この副主席二名を、会議招集と偽って拉致した!


ねっ!?

習近平は趙高と胡亥に酷似(こくじ)しているでしょう?

即ち、蒙恬が今の張又狹ですね。

でも、習近平は皇帝ではないから、張又狭に先帝の恩義と言う様なものは無い。


従って!!

当然!張又狹は、自分の配下に決起を促した!

そう!

今、北京、中南海は大変なことになってるんです!


配下の軍は、張又狹釈放を叫んで蜂起し、中南海に終結した!

習近平の護衛隊と国軍との間で、銃撃戦が行われているんです。

はい!

全く勝負になりません。

護衛隊は精々、短銃程度。国軍側は、重火器ですからね。

護衛隊は全滅でしょうね。


ところが、チャイナ国営メディアは、この状況を一切報道しません。

日本のマスコミも全く報道しません!何やってんだ!(怒)

市民がネットに動画を投稿するのですが、数分も経たない内に削除され、しつこいとアカウントまで削除されます。

それでも、多くの市民がネットに投稿し、VPNを経由して、海外のサーバーにその動画が残っています。


さあ、結果はどうなるか?

三つの結末が考えられる。

一、習近平が失脚しロシアへ逃亡。温家宝(おんかほう)が主席となるのか?(温家宝黒幕、習近平亡命説)

二、習近平と温家宝の間を曾慶紅(そけいこう)が仲介し、国軍は退却し、何も無かったかの様に、政府は元に戻るのか?

三、或いは、習近平が失脚し、次の為政者が現れる前に、地方が独立し、チャイナ連邦が瓦解するのか?(ソ連崩壊と同様に)


全人代(全国人民代表大会)が来月、三月五日に開催予定です。

ここがターニングポイント。

もし開催されたら、その顔触れが注目です。


【解説】

○宦官(かんがん)・・・春秋戦国時代(紀元前770~221年)以来、去勢されて宮廷に仕える者をさす。

 皇帝の妾三百人(三千人とも?笑)を管理するのが去勢した男性だったが、優秀でなければ勤まらなかった。
 
 五代十国(がだいじっこく)時代(907~960年)は、科挙の成績優秀者は、まず性器切断してから登用されたほどであった。


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