その９６　乗馬　その３　　　　　　　　　　　　2024.09.27

　初めて乗馬センターを訪れた。

　数十メートル先に騎手を乗せて走るサラブレッドは、実に美しい。

　格好いいなあ～


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　初の乗馬体験。

　今日、騎乗するサラブレッドをインストラクターの人に紹介された。

　「撫でてあげて下さい」と促され、

　噛まれないかなぁ～、と、恐る恐る、顔を撫でようとすると・・・

　彼女は、斜交(はすか)いに私を視ながら、顔を逸(そ)らした。

　「貴方のことなんか、知らないわよ。馴れ馴れしく触らないでよ。セクハラで訴えるわよ。」

　と、喋りはしないが、態度がそう物語っている。

　どこの世界もセクハラ、パワハラに厳しいのだなあ。


　嗚呼(ああ)！

　仮令(たとえ)、相手が動物だとは云え、ショック！

　あっ！？

　この目つき、記憶がある！

　どんな記憶か？

　それは内緒です。

　あははは

　目は口ほどにものを言う、の古諺(こげん)があるが、当(まさ)にそのもの。

　人間と寸分違(たが)わないのだ。


　ところが。

　２０分ほどの乗馬体験を終え、再び、撫でてあげて下さい、とインストラクターに促され、

　彼女の顔に、手をそ～っと伸ばすと・・・

　なんと、素直に撫でさせてくれたのだ。

　うわ～っ！

　嬉し～いいい！！


　人間の女性より、ずっと良いじゃん！

　あははは


　あっ！

　アカン！アカン！

　冗談やで～！冗談！

　人間の女性の方が良いに決まってる！

　もう！！

　解ってるくせいに～ィ

　えへへへへへ

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　馬って、身体は大きいけど、優しいんですよ～