その58 突然、漢字が読めなくなる!?
突然、一つの漢字に違和感を覚えて読めなくなくなった経験はないですか?
読めなくなった、と言うか、違う字に見えたり、・・・ 納得いかなくなる。
例えば、縦に「○×公園」と書いてある看板が、「○×ハム園」としか見えなくなってしまう、とか。
平仮名の「あ」を長時間凝視したり、連続して大量に書き続けた場合、「あ」という文字はこんな字だったか?
と疑問に思ってしまう、など。
この現象を『ゲシュタルト崩壊』と呼ぶそうです。
私も先日、久方振りに経験しました。
「朝」と云う漢字に突然、違和感を覚えて認識できなくなったのです。
「朝」は、「早朝」「朝ごはん」など、恐らく毎日、目にしない日はないほどの漢字ですよね。
私の場合、小学生の時の担任の先生が「朝山」と云う苗字で、何百回と慣れ親しんだ漢字です。
それが、突然・・・
えっ?
こんな文字だった?
う~ん?
どこか違う様な・・・
厭で厭で仕方ない文字に映って来た。
『ゲシュタルト崩壊』現象は、脳内の高次な認知情報処理過程で起るのだそうです。
要するに、健常者でも起る。
国語の教師でも経験するそうです。
これから漢検に取組もうとされる貴方!
何れ経験されるかも知れません。
どうぞご心配なく!
【解消方法】
『ゲシュタルト崩壊』現象が起った時の解消方法は、その文章、文字から暫く離れてリラックスすること。
暫くの時間は、人によって異なると思います。
因に、私の場合、正確に計測したわけではありませんが、数時間乃至は翌日になると、治っています。
要するに、目を休めることで和らげることができるそうです。
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【解説】
ゲシュタルト崩壊(ゲシュタルトほうかい、独: Gestaltzerfall)とは、知覚における現象の一つ。
同じ漢字を長時間注視しているとその漢字の各部分がバラバラに見え、その漢字が何という文字であったか判らなくなる現象。
因に、アニメ『名探偵コナン』の第652話~第655話「毒と幻のデザイン」の中で『ゲシュタルト崩壊』現象が扱われている。
< 詳細 『ゲシュタルト崩壊』 >