舌先三寸(したさき さんずん)


    りーやん!たーやん!さあ、次の問題ですよ~♪


       はあ~い!!


     う~ん、この問題は、嫌な予感がするな~

  まあ、仕方ないか~

  「舌先三寸」って知っていますか?



   はい!あははは、私が説明します!

  九センチ級の舌先でチロチロされるともうアカン!

  という事ですね

  どうです?



   おっ!私もそれに賛成!(笑)


    もう、やっぱりねっ!そう来ると思った!(笑)

  違いますよ!

  正しい説明をしますね。

  これは三国志での孔明の言葉。

  『赤壁の戦』に臨んで呉の反対派を説き伏せる役目を買って出たときに、劉備に言った。


  「この三寸の舌先で、説き伏せて参りましょう」

  分かりましたか(笑)


      は~い!(笑)




 【本来の解釈】


〇舌先三寸(したさき-さんずん)

  <意味> 口先だけで誠実さがなく、巧みな弁舌のこと。

         口先だけで相手をうまくあしらったり、丸め込んだりすること。

  <補足> 主に悪い意味で使われがちだが、現代で言うところのディベート(討論)が上手いことであり、

         頭脳明晰で口達者でないと務まらない。

         チャイナ戦国時代の趙の公子で政治家・平原君を最初に評した言葉。

         従って、誉め言葉であろう。

  <出典> 『史記』「平原君虞卿伝」


 次の問題   前の問題      索引    TOP-s