ちょっと一服  その94 乗馬 その1            2024.09.24


 昨年秋から、何故か、突然、

 馬に乗りたい!

 と云う衝動に駆られた。


 ショッピングセンターで、乗馬服を着た男性と女性が、無料体験勧誘をしていた。

 男性は小柄で、終始ニコニコして性格の良い雰囲気を醸し出していたので、話しに乗ってみた(笑)


 案内の中で一番興味を惹かれたのが、ジョギングや水泳より消費カロリーが大きいと云うところだ。


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 へえ~っ?!

 良いじゃない!良いじゃない!

 一度、乗ってみるかっ!!


 申込書のアンケートの中に、動機を幾つかの項目から選ぶ欄があった。

 一番気恥ずかしくて、まさか、これ選ぶ奴おらんやろ、と突っ込んだのが、

 「『暴れん坊将軍』のオープニングの松平健に憧れて」(多分こんな文章だった)


 いや、いや、仮令(たとえ)、これが本心でも、丸は付けられへんやろ~

 と、苦笑してしまった。


 ところが、後日、乗馬体験した時に訊いた話だと、

 馬は草食動物で、身体は大きいけれど大人しく、基本的に走るのが嫌い。

 えっ?!

 走るの好きなんじゃあないの?

 だって、競馬では・・・

 あれは、走ることを調教されたサラブレッドだから。

 だ、そうです。


 へえ~っ?!・・・でしょう?


 じゃあ、自ら走る時は?

 それは、危険を察知して逃げる時。


 馬は耳が左右別々に約180度動く。
 目は単眼視と云って、人間と違って左右別々に視ることが出来、視界は330~350度!
 人間の視界は、150~200度、だそうです。
 だから、そ~っと、後方から近づいても、足音は聞こえているし、見えている。
 この耳と目の特徴は、草木を食べている時に、危険を察知する為に発達したのだそうです。

 それにしても、羨ましい。車の運転で左右確認で首振らなくていいし、バックミラーも要らない!(笑)



 なので、

 『暴れん坊将軍』の松平健が、オープニングで白馬を颯爽と疾駆させるのは、相当な乗馬技術。


 へえ~っ?!そうなんだ~

 と、知ると、次のアンケートでは、堂々と丸を付けられる心境になったから、不思議。

 あははは

 面白いなあ~


【解説】

 〇単眼視(たんがんし) ・・・ 左右それぞれの眼で別々のものを見ることができる眼。


 〇馬の眼と人間の眼の視野

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