その3 漢字検定試験に取り組む姿勢には、2つある。 と、思う。 1つは、試験問題をよく分析して、丸暗記する。 もう1つは、明治大正文学から古典、そして、チャイナの古典、漢詩まで一通り読破する方法だ。 教養を身に着ける勉強。則(すなわ)ち、 王道だ。 前者は、試験の為の勉強。 抑々(そもそも)、教養を測定するのが試験の目的だとすると、本末転倒だ。 但し、いくら王道で取り組んでも、最低限の試験問題対策をして措(お)かなければ、大学教授とて合格は覚束(おぼつか)ない。