巧遅拙速(こうち せっそく)


    りーやん!たーやん!さあ、新学期の2問目ですよ~♪


       はあ~い!お願いしま~す!


     二人は、「巧遅拙速」って知っていますか?

   あっ!それ知ってる!

  「コーチ(巧遅)にせっかく(拙速)教えてもらったのに~♪遅けりゃ意味ないじゃーん!♪」

  と嘆く女学生のことでしょ?(笑)


  りーやん、それ駄洒落じゃん(笑)

  先生!正しいやつを教えて下さい!


    はい!では、説明しますね

  遅くて上手いよりも、下手でも速いほうがよいということです。

  憶えて下さいね


    ええ~!!先生!それ間違っていませんか?(笑)

  アレは、ゆっくり焦らずに、上手な方が良いでしょう?

  サッと挿入()れて、サッと終る、なんて最低でしょう?


   ああ~っ!本当だ~!先生いつも仰ってるじゃあないですか~


    フフフ、その通りですね。

  でも、それはアレの時だけね。

  社会生活では、下手でも速い方が良いんですよ。


      は~い!心得ました~!(笑)




 【本来の解釈】


〇巧遅拙速(こうち-せっそく)

  <意味> 遅くて上手いよりも、下手でも速いほうがよいということ。

  <兵法(ひょうほう)の意味>

      元は孫子の兵法の中にある言葉。

      「時間をかけて素晴らしい戦果を上げるよりも、早く終わらせることが最も大切である」

      という教え。

  <読み下し>「巧遅は拙速に()かず」

  <出典>『孫子』「作戦」


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