(りゅうあんのもてなし) 第十二話
小沛で呂布に破れた
途上、村々の
その夜、劉備は、ある猟師の
主人は
劉安は、
貧しいことは重々察せられるのに、肉を供せられるとはどういうことか。
劉備が問うと、劉安は「狼の肉です」と答えた。
ところが翌朝、劉備は
劉安を
劉備は
劉安は、「年老いた母を残して
仕方なく劉備は、劉安の息子・
後日、劉備が曹操に会ってその
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吉川英治は、著書『三国志』に載せるかどうか、悩んだ
おい!おい!
私は、話の内容より、吉川英治が悩んだことに、驚くと同時に落胆した。
何を
読者を少年少女と想定したにせよ、絶対に載せるべきではないか!
(追記:友人との呑み会の為に)
【解説】
劉安(りゅう あん)・・・『三国志演義』の第十九回に登場する架空の人物。劉備を匿う猟師の男。
茅屋(ぼうおく)・・・ぼろ屋
赤貧洗うが如し・・・洗い流したように、所有物がまったくない貧乏な状態の形容。
田夫野人(でんぷやじん)・・・教養がなく、礼儀を知らない粗野な人。「田夫」は農夫。「野人」は庶民、いなか者の意。
正史(せいし)・・・事実だけを載せた歴史書の意。対義語は稗史(はいし)。
但し、その時代時代の権力者が改竄を指示するので、必ずしも、正史が事実とは限らない。
『三國志演戯』は、一部創作が加えられ、架空の人物も登場するので、稗史である。