漢検 攻略法 追記   


 【追記】

 試験対策でも攻略法でもないが、準1級以上の、ちょっと留意すべきことを記す。

 先ず第一に、準1級以上から、
「歴史的假名遣い」の文章と、漢字の「正字」が出題される。


 なぜなら、森鴎外、夏目漱石、永井荷風など、明治大正の文学は全て「歴史的假名遣い」と「正字」だったからだ。

 さらに、江戸假名や崩し字、合略假名が使われ、文語文もあった。


 現在、「歴史的仮名遣い」は「旧かな遣い」とも呼ばれ、「正字」は「旧字」とも呼ばれる。

 昭和初期に当用漢字表が施行されて、略字などが「新字」とされ、「正字」で書かれていた熟語が悉く当用漢字表内の漢字に置き換えられた。

 同時に、「歴史的假名遣い」が「新かな遣い」に改められた。


 どうせ明治大正の文学も「新字」と「新かな遣い」で書き直されているから、 「歴史的仮名遣い」や「正字」は憶える必要ないじゃあないか。

 と、考えられる方(かた)も居られよう。その方は、準1級以上の受験は必要ない、と思う。


 しかし、
明治大正の文学は、原文で読む価値、味わいがあるのである。

 さらに、
幾ら現代文で読もうとも、古文、漢文、漢詩の知識は大いに必要なのであり、結局、 「歴史的仮名遣い」や「正字」を勉強しなければ理解できないことになる。


 私見を述べると、この勉強は実に楽しい。

 特に、老後の趣味としては、お薦めである。


 なお、漢検の出題に於ては、「江戸假名」や「崩し字」「合略假名」「外国地名」は対象外である。



 ちょっと一服



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