ちょっと一服  その80 パソコンのバッテリーが発火!       2023.10.21



当ホームページが7月から約4ケ月間、更新できませんでした。

理由は、パソコンのバッテリーが発火して、データの復旧が遅くなった為です。

今回は、その教訓を書きます。


7月の初旬、深夜。

ベッドの横のテーブルに置いてあるノートパソコンが、突然、シューっと音を発して、青い炎を噴き出した。

バッテリーが発火したんです。

ギャーッ!


 


私は、偶々(たまたま)、消灯して、眠っていなかったのが、幸い。

テーブルの上の大切な物は取り払ったのですが・・・

慌てて何も出来ず。

ただ部屋の中を右往左往していただけでした。


炎は約三四分、勢いよく噴射しただけで収まり、幸いテーブルを焦がしただけで済みました。


では、バッテリーから出火したら、どう対処をすべきだったか?

はい、後で消防士の方に訊いたところ、

 1.消火器で消火する。

 2.水で濡らしたタオルで火を押さえる。

 3.水を掛ける。

どれでも良かったそうです。


勿論(もちろん)、私も考えたのですが、青い炎を観ると、水を掛けると余計に燃え広がる様な気がしたので、躊躇(ためら)てっしまった。


パソコンが、壁から1m以上離れていたこと、可燃物がパソコンの周りに無かったこと、が、幸いしました。

バッテリーの発火なんて、自分には無縁なもの、他人事だとばかり思っていましたが・・・

いや~、恐ろしいものです。


もし、留守の時に、可燃物がパソコンの周りにあったとしたら・・・

そう考えると、ゾッとします。

不幸中の幸いでした。


その日の午後、警察と消防署へ連絡すると・・・

なんと、サイレンを鳴らして消防車と共に5人の消防士と警察官3人が来て、約2時間の現場検証。


小火(ぼや)で、既に十二時間前に終った事故なのに、サイレン鳴らす!?

「やめて~!!」と頼みましたが、規則なんだそうです(笑)

そんな、アホな!


長時間の現場検証が終り、パソコンも押収されてしまいました。

1ケ月後に消防署からパソコンは返却されましたが、今度は、パソコンメーカーへ送ることになりました。


パソコンメーカーの対応は素晴らしく、当初の購入代金と焦げたテーブル代金を補償してくれました。

それから1ケ月後、メーカーからパソコンのSSD(記憶ディスク)が戻って来て、漸くデータ復元できました。

しかし、パソコンから出火して、データ復元出来るまで、約4ケ月かかりました。


【教訓】

1.パソコンに限らず、バッテリーを内蔵するスマホなどは、いつ発火するか分かりません。

 万が一発火することに(そな)えて、可燃物を周りに置かないこと。

 特に、スマホは絶対に傍に置かないこと。(パソコンとスマホの両方を失うと日常生活に困る)

2.消火が済んだら、直ぐにパソコンや周囲などの現場写真を撮る。

3.小火で済んだ場合は、消防署ではなく、警察署だけに連絡する。

 そうしないと、サイレンを鳴らして消防車が来る(笑)

4.もし、消防署または警察署にパソコンを渡す場合は、SSDを取り外してからにすること。

 データのバックアップがある場合は、渡しても構わないが、消防署に渡しても何のメリットも意味も無い。

5.パソコンメーカーへ連絡すること。

 パソコンメーカーに補償して貰う為に、先に警察署や消防署に連絡し、事故証明して貰う。

6.パソコンを1年以内にクレジットカードで購入している場合は、クレジット会社が全額補償してくれる場合がある。

7.そして、一番大事なこと。毎日、または、週に一度はバックアップを取りましょう!!


 次の文   前の文   索引    TOP‐s