ちょっと一服  その47 ラウンドガール        



UFC王者・ヌルマゴメドフが、

「試合で一番要らないのが、ラウンドガールだ!」

と言い放ったとか。


おい!おい!

冗談じゃあない!唐変木(とうへんぼく)め!

ねえ!


元PRIDEヘビー級王者・ヒョードルは、ラウンドガールを肯定しつつも、

「あんなに膚を露出する必要ないんじゃないか」

と答えたとか。


もう!

巫山戯(ふざけ)るな!朴念仁(ぼくねんじん)め!


あの格好だからこそ、意味がある(笑)

もしかしたら、試合に集中できてないんじゃない!?(笑)


  
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大会は、前座から含め、大体、15試合前後ある。

このうち、膝を乗り出して観戦する試合はメインイベントを含め3つぐらい。

それ以外の約10試合は、飽きる。

この飽きそうな気分を変えてくれる一服の清涼剤!

これが、ラウンドガールだ。


では、興味ある3試合だけ観戦すりゃ良いじゃあないか?

それだと、消化不良を起こすのである。

要するに、一曲の歌のサビ部分ばかり聴かされる様なものなのだ。

ランドガールは、前座試合と同等のサビの役目もあるのだ。


それに、全ての試合を観戦したら、数時間かかる。

大半の観客は、緊張しっぱなしでは、耐えられない。

ラウンドガールは、緊張した心を癒してくれるのだ。


どうだ!ヌルマゴメドフ!参ったか!(笑)


 

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 【語彙説明】

 朴念仁(ぼくねんじん)・・・ 不愛想な人や頑固な人。また、そのような性格。

    或いは、女性に対して奥手な男性を指す場合もある。

 唐変木(とうへんぼく)・・・ 気の利かない人や、もの解りの悪い人。また、そのような性格。

    語源は「遣唐使が持ち帰った変な木」など諸説ある。

 朴念仁に比べ、唐変木の方が馬鹿にする意味合いがある。また、朴念仁も唐変木も、男性に対してのみ使う表現である。

 但し、女性が好意を寄せる男性に対して使う場合は、愛情の裏返しとなる。


 【プロフィール】

 ハビブ・ヌルマゴメドフ(Khabib Nurmagomedov、1988年9月20日生、33歳)

 ロシアの男性総合格闘技プロモーター、元総合格闘家。
 アメリカン・キックボクシング・アカデミー所属。
 元UFC世界ライト級王者(引退による任意ベルト返上)。
 ロシア人史上初のUFC世界王者。

 2018年4月7日、UFC223のUFC世界ライト級王座決定戦で同11位のアル・アイアキンタと対戦。
 終始圧倒し、3-0の5R判定勝ちを収め王座獲得に成功。ロシア人初のUFC王者となった。

 2018年10月6日、UFC229の世界ライト級タイトルマッチで元UFC二階級制覇王者で
 同ランキング1位の挑戦者コナー・マクレガーと対戦。
 終始マクレガーを圧倒し、4R一本勝ちを収め、王座の初防衛に成功した。

 ヌルマゴメドフとマクレガーは、リング外で暴行傷害事件を起こしており、因縁の対決であった。
 原因は、ほぼマグレガー側に責任があった模様。


 エメリヤーエンコ・ヒョードル(Fedor Emelianenko、1976年9月28日生、45歳)

 ロシアの男性総合格闘家、サンビスト、元柔道家。
 レッドデビル・スポーツクラブ所属。
 元PRIDEヘビー級王者で『60億分の1の男』と呼ばれた。

 2003年3月16日、PRIDE25で、ヘビー級王者アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラを破って
 王者となった。当時27歳。一躍名を馳せた。


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