ちょっと一服  その31 『ゴルゴ13』は現代では生きられない    



60歳以上の男性なら若い頃、『ゴルゴ13』に(あこが)れた思い出があるに違いない。


1500m離れたターゲットの眉間をM16ライフルで、正確に射貫くプロの超一流スナイパーである。

1回の狙撃依頼料が2~3億円!!

 〔 昭和45年当時は2千万円だったが、平成では2億円になっている。(笑) 〕


最近、これをアニメで観るが、やはり時代が変ったのだろうか。

今の時代じゃ、生きていられないだろうなあ、と。

色褪(いろあ)せて感じてしまうのだ。


100万画素を超える防犯カメラが空港、駅だけでなく街中に設置されている時代である。

素顔で歩くデューク東郷なんて、直ぐに居所(いどころ)を捕捉される。

とても仕事が遂行できない。


さらに依頼料を2億円も支払うなら、人工知能(AI)搭載の銃を開発すれば、安上りだ。


昭和時代の超一流も、現代の技術や環境には勝てない。

でも、やはり格好いい。(笑)


【解説】

『ゴルゴ13』(ゴルゴサーティーン)は、さいとう・たかをによる日本の劇画。 (ウィキペディアより)

 超一流のスナイパー(狙撃手)・暗殺者「ゴルゴ13」ことデューク東郷の活躍を描く劇画である。
 昭和43年(1968年)11月から小学館『ビッグコミック』にて連載中。

 リイド社の単行本は令和2年(2020年)12月の時点で199巻を数え、この巻数は日本で3番目。
 連載期間は、令和2年(2020年)9月時点で51年10ケ月間となる。


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